どうして日本神話の内容は学校で習わない?日本の空白の歴史

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皆さんは、どうして日本神話がかかれている古事記、日本書記の内容を学校などで詳しく習わないのか知っていますか?

歴史の授業で、古事記、日本書記という単語は聞いたことがあると思いますが、その内容、登場人物を詳しく知っている人は少ないのではないかと思います。なぜ、詳しく習うことがないのか、その理由を書いていきます。

日本神話とは

古代より日本各地に伝えられてきた、アマテラスやイザナミなどの神様、女神様にまつわる物語のことです。日本がどのようにして創られたのかや神々の争いなどについて書かれています。

日本神話の魅力は、神々が人間味溢れる性格で嫉妬心がみられる描写があったり、失敗を包み隠さずリベンジするというようなところも描かれています。

古事記と日本書記の違いは何なのでしょうか。

古事記

古事記とは、日本最古の歴史書です。主に天皇家、建国の神話を書いたもので、太安万侶によって編纂されました。

上中下の三巻で構成されています。上巻は、天地開闢から天孫降臨、中巻は、神武天皇から応仁天皇、下巻には、仁徳天皇から推古天皇までのことが書かれています。国内向けに編纂されています。

日本書記

日本書記とは、古事記編纂の8年後、720年に天武天皇の皇子の舎人親王によって編纂されました。神代から、持統天皇までのことが書かれています。

物語の量は古事記には劣ります。中国や朝鮮の歴史書の内容も参照されているようです。対外向けに編纂されています。

それでは、本題に入っていこうと思います。

なぜ日本人は日本神話を知らない、習わないのか

日本人が日本神話を知らない、習わない一番の理由は、戦後GHQの指導により、神話を教えてはいけなくなったからです。皆さんも黒塗り教科書を聞いたり、写真で見たりしたことがあると思いますが、黒塗りされたのは、神道につながると考えられた部分です。

日本は神道国家でした。戦後、GHQは日本国から神道を完全に取り除かなければまた同じことを繰り返し戦争につながる、そして、その神道は日本神話が強く影響していると考えました。

神道とは、自然や先祖を崇拝し、仏教、儒教、キリスト教(西洋哲学)など、さまざまな宗教を受け入れ、共存させてきた、日本の民族信仰です。

その結果、日本の教育から日本神話を取り除き、神道思想を抹殺したのです。こうして、現代の日本の人々は、世界のどの民族よりも愛国心が乏しいと言われるようになったのだと思います。

また、日本の一部の歴史学者も「記紀は虚構であり、皇国史感を復活させるものである」として歴史教育から除外されてきました。

ですが、全くその内容に触れていないわけではありません。みなさんも一度は聞いたことのある物語が実は、古事記、日本書記に書かれているのです。それは、「浦島太郎」や「因幡の白兎」などです。実はこれらは、古事記、日本書記の一部なのです。

ほかにもいろいろあると思います。ですが、学校の先生も神様のことなどよくわかっていないのでそれほど詳しくは教えることができないのです。

最近は、教育基本法の改正もあり、日本の成り立ちを子供に教えるべきだとして教科書に書かれることも増えてきているそうですがまだまだ広まっていないようです。

皆さんは、日本の始まりを知っていますか?

縄文時代から始まり、弥生時代、古墳時代と続くと学校で習いましたね。

始めは、狩りや木の実採取をして生活をし、その後、稲作が海外から伝わり、火を使うようになり、貧富の差が出始めた。

では、日本という国を生み出したのは?最初の天皇は?日本の神様は?神様は何人いる?

わからないことが多いと思います。

これがGHQの作戦だったのです。

私たちの教育はGHQの思うままになっていたのです。

これからの教育では日本神話の内容を歴史の授業で取り入れていくのか。でも、事実しか載せることのできない歴史の教科書に現実とはかけ離れたような神話の内容を取り入れてよいのか。

どのようになっていくのか気になりますね。

今回の記事は、諸説もあるので信じ込みすぎないようにしてくださいね。

次回は、古事記の内容について詳しく書いていこうと思います。

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